“くぎつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釘付66.7%
釘附33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はこの時たすけし手を放たんとせしに、釘付くぎつけなどにしたらんやうにけども振れども得離れざるを、怪しと女のおもてうかがへるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と口のなかで独語ひとりごとを言ひながら、そつと両腕に触つてみた。両腕は釘付くぎつけにせられたやうに重かつた。
昔から釘附くぎつけに為てあると計り思つて居た内陣と本堂との区劃しきりの戸を開けると云ふ事は、すくなからず小供の好奇かうきの心を躍らせたが、愈々いよ/\左から三枚目の戸に手を掛ける瞬間しゆんかん
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)