“ぎよにく”の漢字の書き方と例文
語句割合
魚肉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父はその時から命のをはるまで納豆を食はずにしまつただらうと僕はおもふ。父は食べものの精進しやうじんもした。しかしさういふ普通の精進の魚肉ぎよにくを食はぬほかに穀断ごくだち塩断しほだちなどもした。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
塩沢しほざはにありしは四十余日、其地海に遠くして夏は海魚にとぼしく、江戸者の口に魚肉ぎよにくのぼらざりし事四十余日、小千谷をぢやにいたりてはじめて生鯛なまたひしよくせしに美味びみなりし事いふべからず。
江戸には胡麻揚ごまあげ辻売つじうり多し、大阪にてはつけあげといふ魚肉ぎよにくのつけあげはうまきものなり、江戸にはいまだ魚のつけあげを夜みせにうる人なし、われこれをうらんとおもふはいかん。
塩沢しほざはにありしは四十余日、其地海に遠くして夏は海魚にとぼしく、江戸者の口に魚肉ぎよにくのぼらざりし事四十余日、小千谷をぢやにいたりてはじめて生鯛なまたひしよくせしに美味びみなりし事いふべからず。
江戸には胡麻揚ごまあげ辻売つじうり多し、大阪にてはつけあげといふ魚肉ぎよにくのつけあげはうまきものなり、江戸にはいまだ魚のつけあげを夜みせにうる人なし、われこれをうらんとおもふはいかん。