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からぼり
ふりがな文庫
“からぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
空濠
37.9%
空壕
37.9%
空堀
17.2%
乾堀
3.4%
空隍
3.4%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空濠
(逆引き)
ずっと昔、そこになにがし氏の
城砦
(
じょうさい
)
があったといわれ、現在でも頂上に五段歩ほどの平地と、
空濠
(
からぼり
)
の跡や、石畳に使ったらしい石などが残っていた。
月の松山
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
からぼり(空濠)の例文をもっと
(11作品)
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空壕
(逆引き)
戦闘員が全滅してのち、城内の
空壕
(
からぼり
)
に三千人ほどの女と子供がひそんでいて捕えられた。しかし一人も棄教に応ぜず「喜々として」死んだという。
安吾史譚:01 天草四郎
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
からぼり(空壕)の例文をもっと
(11作品)
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空堀
(逆引き)
掘りかけている
空堀
(
からぼり
)
の橋のたもとに、ふとみると、一軒のほったて小屋がある。四方は
蓆張
(
むしろば
)
りで、
削
(
そ
)
ぎ
竹
(
たけ
)
を抑えに打ち、入口にのれんを掛けて、そこから一本の小旗が出ている。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
からぼり(空堀)の例文をもっと
(5作品)
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乾堀
(逆引き)
北は丸山、大宮辺から南は豊川の流れ近い竹広あたりまで二十余町の間、二重二重に
乾堀
(
からぼり
)
を掘り土手を築き、且つ三四十間置きに出口のある木柵を張り
廻
(
めぐ
)
らしめた。
長篠合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
からぼり(乾堀)の例文をもっと
(1作品)
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空隍
(逆引き)
次いで
伯耆
(
ほうき
)
は『伯耆志』に今の
西伯
(
さいはく
)
郡大国村大字新庄の一字に土囲と呼ぶ地がある。これには
空隍
(
からぼり
)
の跡がある。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
からぼり(空隍)の例文をもっと
(1作品)
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