“かみざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
守阪66.7%
守坂33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瑠璃子が赤阪ひとで先に降り、次に春代が四谷よつや左門町さもんちょうで降りると、運転手はあらかじめ行先を教えられているので、塩町しおちょうの電車通から曲って守阪かみざかを降りかけた。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
道をきくべき酒屋も煙草屋たばこやもないので、迷い迷ってつい守阪かみざか中途ちゅうとに出てしまった。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうして急に思い立ったように姉のうちへ出掛けた。姉の宅は守坂かみざかの横で、大通りから一町ばかり奥へ引込んだ所にあった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かくして四、五日はいたずらに過ぎた。健三がようや守坂かみざかへ出掛けた時はずかしいかも知れないといった姉が、もう回復期に向っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして指定の日が来た時、約束通りまた守坂かみざかへ出掛けた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)