“かまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒲田76.5%
釜焚11.8%
窯焚5.9%
鑵炊5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたし、先生の小説には思出の深い事があるのよ。あの時分、別に役も何も付いた訳じゃないけれど、始めて蒲田(かまた)へ這入(はい)ったのよ。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「俺は汽鑵部の又野という釜焚(かまた)きだ」
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼が、これを最後として作りにかかっているのは、窯焚(かまた)きの百助(ももすけ)が、自分を罵(ののし)った言葉に着想を得た、増長天王(ぞうちょうてんのう)二尺余(よ)の像である。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
窯焚(かまた)きの百助(ももすけ)は、無論あのまま黙ってはいない。なお、執念(しゅうねん)深く、兆二郎(ちょうじろう)の疑点をいくつも探り、佐賀の城下へ出て密告した。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主人はもと船乗りで、子供の頃から欧洲航路の船に雇はれて、鑵炊(かまた)きをしたり、食堂の皿洗ひをしたりコックをしたりしたが、四十の歳に陸へ上つて、京都の吉田で洋食屋をはじめた。
木の都 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)