“かへす/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
返々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻の事は亀山よりの左右さう次第に藤井太郎右衛門と云し者に首をはねよ、此事返々かへす/″\露洩つゆもらすなよと、せいしをかゝせ、廿二日夜をこめつゝ名残をしくも宿を出て、亀山へいそぎ侍るに
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
口傳相承くでんさうしようの事は、此辨公このべんこうちう使僧日昭しそうにつせう)にくはしく申ふくめて候。すなはち如來使によらいのつかひなるべし。返々かへす/″\も信心候べし。天照大神はたまをそさのをのみこにさづけて、たまごとくのをまふけたり。
成るゝ樣私が永く守り上る程に然樣思召し下さるべし返々かへす/″\うれしやかたじけなしと云かと思へばコレ城富や/\と兩人の母におこされにけるにぞ城富はやうやくにさまし然すれば今のは夢にてありしやと大汗おほあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)