“かちあるき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徒歩50.0%
徒歩歩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ御曹子おんぞうしならねども、この夏休みには牛首を徒歩かちあるきして、菅笠すげがさを敷いて対面しょう、とも考えたが、ああ、しばらく、この栗殻の峠には、われぬ可懐なつかし思出おもいでがあったので、越中境えっちゅうざかいへ足を向けた。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
老人の娑婆塞しゃばふさげ後指うしろゆび指されんも憂たてし、髪切払いて仏に仕うる身の徒歩歩かちあるきこそ相応ふさわしけれ、つまりは腕車も不用なれど、家名に対してそうもならねば
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)