“かせぎにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稼人75.0%
掙人25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亥太郎には七十に近い親父おやじがあると云う事が分り、義のある男ですからうか親父を助けてやりたい、稼人かせぎにんが牢へき老体の身で殊に病気だと云うからさぞ困るだろう
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「なに、届かないものか。紺足袋を穿いている処を見ても、稼人かせぎにんだということは分かる」と云う。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一体何者だろう? 俺のように年寄としとった母親があろうもしれぬが、さぞ夕暮ごとにいぶせき埴生はにゅう小舎こやの戸口にたたずみ、はるかの空をながめては、命の綱の掙人かせぎにんは戻らぬか、いとし我子の姿は見えぬかと