“かこうてい”の漢字の書き方と例文
語句割合
火口底100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一方、大学に懇請こんせいして、火口底かこうていに果してラジウム二百グラムが投げこまれてあるのかどうかをしらべて貰った。これは案外苦もなく分った。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鎔岩ようがん大部分だいぶぶん火口底かこうていから次第しだい火口壁かこうへき上部じようぶまであがつてつひ外側そとがはあふいづるにいたることがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
要するにその装置を噴火口の中へ投げ入れておくと、火口底かこうていにおいてたくみにラジウムの入った鉄函てつばこを吸いつけ、あとは重力消去によって噴火口をのぼり、上へ現われ、わが手に入るという計画だった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やがて火口底かこうていらしいものが見えた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)