“かがみごし”の漢字の書き方と例文
語句割合
屈腰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傘なりに少し屈腰かがみごしになって、その白い手で、トンとたたいたと思うと、蘭燈らんとうといいますか、かさなり咲いた芍薬しゃくやくの花に、電燈を包んだような光明がさして、金襴きんらんふすまにしきしとね珊瑚さんごの枕、瑠璃るりの床
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うそうそとまた参った……一度屈腰かがみごしになって、そっと火薬庫の方へ通抜けて、隣邸の冠木門かぶきもんのぞく梅ヶ枝の影にすがってとまると、くだんの出窓に、鼻の下をのばして立ったが、眉をくしゃくしゃと目をねむって
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)