“かいがらぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肩胛骨75.0%
甲殻骨8.3%
肩胛8.3%
貝殻骨8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傷は背中から一箇所、槍でえぐったか、刀で突いたか、得物がないのでわかりませんが、左肩胛骨かいがらぼねの下を、心の臓へかけての深い傷で、何様凄まじい血潮です。
傷は八五郎の報告した通り、左背中の甲殻骨かいがらぼねの下から突いたもので、恐らく心の臓に達したものでしょう。おびただしい血はあわせをひたして、眼も当てられぬすさまじさです。
刀を逆手さかてに持直し、肩胛かいがらぼねの所からうんと力に任して突きながらこじり廻したから、たった一突きでぶる/\と身を慄わして、其の儘息は絶えましたが、ふもとから人は来はせぬかと見ましたが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と云いさま、刀を逆手さかてに持直し、貝殻骨かいがらぼねのあたりから乳の下へかけ、したゝかに突込つきこんだれば、おみねは七顛八倒の苦しみをなし、おのれ其のまゝにして置こうかと、又も裾へしがみつく。