“おもくる”の漢字の書き方と例文
語句割合
重苦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千八百八十三ねん、ペテルブルグの師範学校しはんがっこう卒業そつぎょうしたソログーブは、各地かくちうつみながら、教師きょうしつとめ、かたわつくっていたが、もなく長篇小説ちょうへんしょうせつ重苦おもくるしいゆめ
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
給油管は全開となり、喞筒ポンプはウウーンと重苦おもくるしいうなりをあげ激しい勢いで重油がエンジンにきこまれて行った。ビューンとタービンは、甲高い響をあげて速力を増した。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
重苦おもくるしい圧迫が壮助の頭に上ってきた。もし果して羽島さんの推察の如く腹部に重い疾患があるとすれば、既に肺を結核に冒されている身体は到底助かる見込みはあるまい。
生あらば (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)