“おぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小暗68.9%
小倉17.8%
巨椋11.1%
小闇2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人してよその小暗おぐらい塀の蔭に潜み、やがてほかの子がみな出て行っても、二人だけで寄り添ったまま、そこにかがみこんでいて
「それから、早瀬はやせ時計店の盗難、小倉おぐら男爵家の有名なダイヤモンド事件、北小路きたこうじ侯爵夫人の首飾り盗難事件、……」
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
巨椋おおくらの入江は山城久世郡の北にあり、今の巨椋おぐら池である。「射部人いめびと」は、鹿猟の時に、隠れ臥して弓を射るから、「伏」につらねて枕詞とした。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
時はもう冬の最中さなかで故郷に近づくに従って天気は小闇おぐらくなり、身を切るような風が船室に吹き込んでびゅうびゅうと鳴る。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)