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おおみこころ
もしそんなことがあったらと
大御心が動いて、先帝の后の宮へ姫宮の
御入内のことを懇切にお申し入れになった。
母はもとより天道の
大御心には
協わぬ
生立、自分の体を
牲にして、そして
神仏の手で、つまり
幽冥の間に蝶吉の身を救ってやろう、いずれ
母娘が、揃って泥水稼業というは
しかればわれも
他も
生の
涯、天皇命の大御政に
服従い、天皇命の
大御意を己が
意とし、万事を
皇朝廷に
随せ奉り、さて寿尽きて
身死らば、大物主の神慮に
服従い、その神の御意を己が意とし