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おおのし
ふりがな文庫
“おおのし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大熨斗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大熨斗
(逆引き)
バラリと肌を脱ぐと、いつの間に用意したか、一尺五寸ばかりの
大熨斗
(
おおのし
)
を、肌守りの
紐
(
ひも
)
に
括
(
くく
)
って背中に斜めに背負っている
悪戯
(
いたずら
)
っ気の八五郎です。
銭形平次捕物控:131 駕籠の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
番頭「
大奉書
(
おおぼうしょ
)
は一枚三銭で」書生「
水引
(
みずひ
)
きの一番大きいのは」番頭「一本二銭で」書生「一尺もあるような
大熨斗
(
おおのし
)
は」番頭「一つ一銭五厘で」書生
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
大熨斗
(
おおのし
)
を書いた幕の影から、色の
蒼
(
あお
)
い、
鬢
(
びん
)
の乱れた、
痩
(
や
)
せた
中年増
(
ちゅうどしま
)
が顔を出して、(
知己
(
ちかづき
)
のない、旅の方にはどうか知らぬ、お
望
(
のぞみ
)
なら、内から案内して上げましょうか。)
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
大奉書に大水引のかかりたるを
取出
(
とりだ
)
したるが
大熨斗
(
おおのし
)
の先の斜めに折れたるを手にて
撫
(
な
)
で
展
(
の
)
ばし「お登和さん失礼ですけれども」と
勿体
(
もったい
)
らしく差出たり。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
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