“えんが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
簷瓦25.0%
宴賀25.0%
燄牙25.0%
燕賀25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕王の宮殿堅牢けんろうならざるにあらざるも、風雨の力大にして、高閣の簷瓦えんが吹かれてくうひるがえり、砉然かくぜんとして地にちて粉砕したり。大事を挙げんとするに臨みて、これ何のちょうぞ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
されども風雨簷瓦えんがおとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
行幸の日は親王方も公卿くぎょうもあるだけの人が帝の供奉ぐぶをした。必ずあるはずの奏楽の船がこの日も池をぎまわり、唐の曲も高麗こうらいの曲も舞われて盛んな宴賀えんがだった。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
燄牙えんが獅子に食われ死して活きまた食わるる事千百歳、この獅の歯の中に燄火充満し、めば焼く痛さと熱さの二苦を受くるのだ、この他豺狼さいろう地獄、銅狗
そのころ柳派で大御所といわれた本所二葉町の大師匠談州楼燕枝だんしゅうろうえんしの弟子になって、燕賀えんが。私が二十五の年でございます。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)