“いんげんまめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:インゲンマメ
語句割合
隠元豆90.0%
隱元豆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この爺さん、平生は一週に一度、一週間分の炊事をするだけだが、今日は、にんじんのために、隠元豆いんげんまめの大鍋を火にかけ、それに、ラードの見事なかたまりをほうり込む。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
中身には御飯の上に煎鶏卵いりたまご海苔のりをかけて、隠元豆いんげんまめのおかずに、味噌漬がはいっている約束になっていたのだ。お弁当の袋をとるのが待遠しくってならなかったのだった。
隱元豆いんげんまめつるなどをたけのあらがきからませたるがおりき所縁しよゑんげん七がいへなり、女房にようぼうはおはつといひて二十八か九にもなるべし、ひんにやつれたれば七つもとしおほえて
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)