“いぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
威望40.0%
偉貌20.0%
威貌20.0%
衣帽20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川幕府の威望いぼう日に衰えて、勤王論者の諸方に蜂起するあり、その上久しい鎖国のために鬱勃うつぼつたる雄心を揮っていた国民の目の前に、西洋の文明がようやくその威力を見せようとしていたときである。
青年の天下 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
そしてその瀟洒しょうしゃたる風采ふうさい偉貌いぼうとは、おのずから貴人きじんすえであることを現わしているかのようであった。彼は、いつとなく、銀座や新宿のカフェ街に出入することを覚えてしまった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
貞固は好丈夫こうじょうふ威貌いぼうがあった。東堂もまた風丰ふうぼう人に優れて、しかも温容したしむべきものがあった。そこで世の人は津軽家の留守居は双璧そうへきだと称したそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
鳴海絞なるみしぼり兵児帯へこおびを締めて芋粥いもがいに寒さをしのいだ時代と、大学を卒業して相当の尊敬を衣帽いぼうの末に払わねばならぬ今の境遇とを比較する事を知らない。書物は学者に取って命から二代目である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)