“いへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊平40.0%
位牌20.0%
伊兵衛20.0%
遺秉20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大「えゝ、これなるは当家の番頭、伊平いへいと申します不調法者で」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
だが死んだ親父の位牌いへいに対しても済まねえから、うちしきいまたがせることは出来ねえ義理だから、裏の明店あきだなへ入れて置き、食物くいものだけは日々にち/\送ってくれべい
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
貴方あんたわしを甥だの前の忰だのという心を出しては済まないよ、叔母とも甥とも思わず真の他人と思って居なければ、国の亡父おやじのお位牌いへいに対して済まないよ、えゝかえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
右のような小木のクリを南京栗ナンキングリというと伊藤伊兵衛いへいの『地錦抄付録ちきんしょうふろく』に出ている。一体姿の小さいものを南京鼠のように南京と呼ばれる。三度栗も樹が小さいからそれでこの名がある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
マタ有隣舎ノ主人鷲津わしづ氏ノ事ニツイテ見ルモ彼ハただ遺秉いへいヲ拾ツテ遺サザルノミナラズマタ郷老ノ口碑ニ採ル所多シ。然ルニ我ハわずかニ下谷ナル鷲津氏ノ家人ニ聞キシ所ヲしるシタルニ過ギズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)