“いへえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊兵衛60.0%
位牌20.0%
伊兵衞20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竜池は父を伊兵衛（いへえ）と云った。伊兵衛は竜池が祖父の番頭であったのを、祖父が人物を見込んで養子にした。摂津国屋の店を蔵造（くらづくり）にしたのはこの伊兵衛である。
細木香以 (新字新仮名) ／ 森鴎外(著)
おいまア他（ほか）の者が詫ことをしたって勘弁は出来ねえんだが、御主人の嬢さまのお詫ことだから、父さまの位牌（いへえ）へも詫ことをしてやり
粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
伊之助さんと若草の位牌（いへえ）と婚礼して、若草に沙汰なしで持った嫁子（よめっこ）を離縁してくんなせえまし、影も形もねえけんども、口惜（くやし）いと云う執念は残ってるだから
粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
と云って堀切村（ほりきりむら）に別荘がございますから、伊兵衞（いへえ）という固い番頭を附けて、伊之助を堀切の別荘に押込めて置きましたが、今まで遊んだ子息（むすこ）さんが押込められて
粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)