“いたる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.8%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東北はねずみが関(岩船郡の内出羽のさかひ)西にし市振いちふり(頸城郡の内越中の堺)にいたるの道八十里が間すべて北の海浜かいひんなり。海気によりて雪一丈にいたらず(年によりて多少あり)又きゆるも早し。
前掲の頭山、杉山両氏が、あまりにも有名なのに反して、両氏の親友で両氏以上の快人であった故奈良原いたる翁があまりにも有名でないのは悲しい事実である。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わたくしは小野節さんの口から親く関五郎の藤陰なることを聞いた。節はかみに引いた復に代る書を受けた泉蔵いたるの裔で、継嗣順序より云へば其孫に当る人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)