“あんたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
安泰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五兵衞はその金で傾く身上を持ち直し、伜友三郎、娘お糸の行末を安泰あんたいにした上、露見した時を最期に、自害して果てるといふ大變な條件を持出したのです。
毎日まいにち安泰あんたいくらさせていただきましてまこと難有ありがとうございます。何卒なにとぞ明日あす無事ぶじ息災そくさいすごせますよう……。』むかしはこんなあっさりしたのがたいそうおおかったものでございます。
しばらく通信をおこたっていたが、余は三たび艦船をかえ、今は独国豆戦艦まめせんかんグラーフ・シュペー号上で、安泰あんたいに暮している。余が、何処より、本艦に乗込んだか、それは語ることを許されない。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)