“あんじつ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:アンジツ
語句割合
庵室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳母 では、なう、いそいでロレンスさま庵室あんじつまでかっしゃれ。あそこでおまへ内室うちかたになさるゝひとってぢゃ。
ただ、客人——でお話をいたしましょう。そのかたが、庵室あんじつに逗留中、夜分な、海へ入ってくなりました。」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
水の底を捜したら、かれがためにこがれじにをしたと言う、久能谷くのや庵室あんじつの客も、其処そこに健在であろうも知れぬ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)