“あぶらぼり”の漢字の書き方と例文
語句割合
油堀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深川油堀あぶらぼりの伊勢八という資産家の娘に生れた兼子の浮き沈みである。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
深川の油堀あぶらぼり
顎十郎捕物帳:24 蠑螈 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
なにも、油堀あぶらぼりだつて、そこにづらりとならんだくらが——なかには破壁やれかべくさえたのもまじつて——油藏あぶらぐらともかぎるまいが、めう油壺あぶらつぼ油瓶あぶらがめでもんであるやうで、一倍いちばい陰氣いんき
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)