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あきあき
ふりがな文庫
“あきあき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
飽々
80.0%
厭々
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飽々
(逆引き)
「全く御気の毒のかぎりと云ひたいところだ。此の頃はおふくろも、弟も、僕には
飽々
(
あきあき
)
してる模様ですよ」
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
金毛九尾の狐でも
宜
(
よ
)
い、
葛
(
くず
)
の葉
更
(
さら
)
に結構、
兎
(
と
)
にも
角
(
かく
)
にも、この女性に
飽々
(
あきあき
)
した心を
沸
(
たぎ
)
り返らせて、命までもと
打込
(
うちこ
)
ませる魅力を発散する女は無いものであろうか。
猟色の果
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
あきあき(飽々)の例文をもっと
(16作品)
見る
厭々
(逆引き)
「だって、僕は学校を出たには出たが、いまだに位置などは無いんですぜ。あなたは位置位置ってしきりに云うが。——実際位置の奔走にも
厭々
(
あきあき
)
してしまった」
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
応仁の乱れが始まつて以来の東奔西走で、古い
馴染
(
なじみ
)
を訪ねる暇もなかつたのである。自分としては戦乱にはもう
厭々
(
あきあき
)
してゐる。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
あきあき(厭々)の例文をもっと
(4作品)
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