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厭々
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あきあき
ふりがな文庫
“
厭々
(
あきあき
)” の例文
応仁の乱れが始まって以来の東奔西走で、古い
馴染
(
なじみ
)
を訪ねる暇もなかったのである。自分としては戦乱にはもう
厭々
(
あきあき
)
している。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
子どもたちにも
厭々
(
あきあき
)
したし、銀行にもうんざりしたし、どこへも行きたくはなし、何の話もしたくなかった。
犬を連れた奥さん
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「だって、僕は学校を出たには出たが、いまだに位置などは無いんですぜ。あなたは位置位置ってしきりに云うが。——実際位置の奔走にも
厭々
(
あきあき
)
してしまった」
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
応仁の乱れが始まつて以来の東奔西走で、古い
馴染
(
なじみ
)
を訪ねる暇もなかつたのである。自分としては戦乱にはもう
厭々
(
あきあき
)
してゐる。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
々
3画
“厭”で始まる語句
厭
厭味
厭気
厭世
厭悪
厭世的
厭世観
厭離
厭勝
厭応