“あかぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垢抜76.7%
垢拔14.0%
垢脱9.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着こなしが肌につきすぎて、粋というのもおかしいが、垢抜あかぬけがしている。もうひとりは、こってりと、日本髪で、あどけない。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほねのあるがんもどきかい、ほゝゝゝほゝ、」とわらつた、垢拔あかぬけのしたかほ鐵漿かねふくんでうつくしい。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
気爽きさくらしい叔母はちょッと垢脱あかぬけのした女であった。まゆの薄い目尻めじりの下った、ボチャボチャした色白の顔で、愛嬌のある口元から金歯の光がれていた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)