“まりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マリコ
語句割合
鞠子59.1%
万里子9.1%
丸子9.1%
毬子9.1%
椀子4.5%
茉莉子4.5%
鞠古4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他にも招待があつたとかで、珍らしく醉つてゐる勢ひで、遠藤が若い藝者どもをからかふのにつれて、鞠子まりこといふ一人を捕へ
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ほれぼれと万里子まりこ忘れつおもしろく陶器師すゑものつくりはろくろを廻はす
真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
程なくいかにも東海道らしい松並木へ差しかゝり、丸子まりこ宿しゅくを通り抜けて、僕達は吐月峯とげっぽうに着いた。最初日程を見た時僕は吐月峯とはどこかで見たような名だと思った。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
二人ある輝子の子供のうちで、兄の子供の方はさとしと言い、妹の方は毬子まりこと言ったが、毬子は賢ほど人見知りをしなかった。その毬子はぐ泉太や繁の側へ行って子供らしい遊戯の仲間入をしている。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
継体天皇の皇子椀子まりこ皇子は三国公みくにのきみの先なりとあり、「新撰姓氏録」に三箇所まで見えている三国真人も、いずれも継体の皇子椀子王の後なりとあって、その以外聖武天皇の後に
野河茉莉子まりこの家は麹町こうじまち五番町にある。富士見町のゆき子の家からはほんの三丁ばかりだから、歩いて行くかと思うと、町角にある出入りの吉田タクシーで自動車に乗った。そして
劇団「笑う妖魔」 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
再び鞠古まりこ川を渡るとて
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)