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『海坊主』
ふりがな文庫
『
海坊主
(
うみぼうず
)
』
これは小説家泉鏡花氏の話である。 房州の海岸に一人の壮い漁師が住んでいた。某日その漁師の女房が嬰児の守をしながら夕飯の準備をしていると、表へどこからともなく薄汚い坊主が来て、家の中をじろじろと覗き込んだ。女房はそれを見て、御飯でも貰いに来た …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何人
(
たれ
)
己
(
じぶん
)
附近
(
まわり
)
嬰児
(
あかんぼ
)
銭
(
あし
)
遁
(
に
)
比
(
ころ
)
揮
(
ふ
)
鬼魅
(
きみ
)
準備
(
したく
)
法衣
(
ころも
)
某日
(
あるひ
)
曳
(
ひ
)
時化
(
しけ
)
所天
(
おっと
)
慄
(
ふる
)
怪
(
け
)
怕
(
こわ
)
庖厨
(
かって
)
壮
(
わか
)
四辺
(
あたり
)