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『小園の記』
ふりがな文庫
『
小園の記
(
しょうえんのき
)
』
我に二十坪の小園あり。園は家の南にありて上野の杉を垣の外に控へたり。場末の家まばらに建てられたれば青空は庭の外に拡がりて雲行き鳥翔る様もいとゆたかに眺めらる。始めてこゝに移りし頃は僅に竹藪を開きたる跡とおぼしく草も木も無き裸の庭なりしを、や …
著者
正岡子規
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
盥
(
だらい
)
僅
(
わずか
)
吟興
(
ぎんきょう
)
能
(
あた
)
翔
(
かけ
)
況
(
ま
)
蹈
(
ふ
)
襦袢
(
じゅばん
)
萩
(
はぎ
)
芳葩
(
ほうは
)
芒
(
すすき
)
綻
(
ほころ
)
稍
(
やや
)
曾
(
かつ
)
時鳥
(
ほととぎす
)
扶
(
たす
)
惘然
(
ぼうぜん
)
恙
(
つつが
)
忽
(
たちま
)
幾何
(
いくばく
)
労
(
つか
)