“百足虫”の読み方と例文
旧字:百足蟲
読み方割合
むかで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一丈五尺もある百足虫むかでが群れをなし、怪獣ベヘモスの浴場にもなり得ようという、テーベの奇怪な沼のように人々はそれを思っていた。
それから夜明けにかけて、全軍の兵は、蜿蜒えんえん百足虫むかでのような長いさくい廻しにかかった。一本のくいを打ち込むにも位置や深さの法則があった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「俺はその虫が大嫌いでな。のみしらみ、バッタ、カマキリ、百足虫むかで、——虫と名のつくものにろくなものがない」