発明はつめい)” の例文
旧字:發明
人間にんげんとおくから、たがいにはなしができるようになったのも、電気でんき発明はつめいしたからで、やはり自然しぜんおおきなちからを、ったからであります。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
で、わたくしかたしんじています。もし来世らいせいいとしたならば、そのときおおいなる人間にんげん智慧ちえなるものが、早晩そうばんこれを発明はつめいしましょう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ナニ人間にんげん世界せかいにも近頃ちかごろ電話でんわだの、ラヂオだのという、重宝ちょうほう機械きかい発明はつめいされたとっしゃるか……それはたいへん結構けっこうなことでございます。
○さて此事たあいもなき小どものたはむれとのみおもひすぐししに、醒斎せいさい京伝翁が骨董集こつとうしふよみ本拠ほんきよある事を発明はつめいせり。
日本人種にほんじんしゆといふものは却々なか/\器用きようでござりますから、たちまち一つの発明はつめいをいたし、器械きかい出来できて見ると、これいて一つの新商法しんしやうはふ目論見もくろみおこしました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
米国のカピテン・ブルックは帰国の後、たまたま南北戦争の起るにうて南軍に属し、一種の弾丸だんがん発明はつめいしこれを使用してしばしば戦功をあらわせしが
こいつはうまい発明はつめいだわいと、ついわらいださずには、いられませんでした。
火星に鼠がゐるとすれば 鼠トリも発明はつめいされてゐるだらうなあ
人間にんげんにだって、汽船きせんや、飛行機ひこうき発明はつめいするちからかみさまがくださったのだ。自由じゆうにどこへでもいけるようにね。」と、ケーくんが、いいました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
○さて此事たあいもなき小どものたはむれとのみおもひすぐししに、醒斎せいさい京伝翁が骨董集こつとうしふよみ本拠ほんきよある事を発明はつめいせり。
へえーそれうも結構けつこうな事で。殿「別に師匠ししやうも取らず書物しよもついて独学どくがくをしたのぢやが、色々いろ/\な事を発明はつめいしたよ、まア見るがい、これだけ器械きかいを集めたから。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
大革命だいかくめいともなづけられるくらいだ、防腐法ぼうふほう発明はつめいによって、大家たいかのピロウゴフさえも、到底とうてい出来得できうべからざることをみとめていた手術しゅじゅつが、容易たやすられるようにはなった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さうだ 想像さうざう発明はつめいははだ!
そして、こんないいおとのする器械きかいは、だれが発明はつめいして、どこのくにから、はじめてきたのだろうかとかんがえました。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
陽火をうくれば筒の口より一二寸の上に火をなす、こゝを以て火脉くわみやくの気息のもゆるをるべし。妙法寺村の火も是也。是発明はつめいにあらず、古書こしよより考得かんがへえたる所也。
ふ所にお心をけて蓄音器ちくおんきからういふ発明はつめいをなさるとふは、当家こちら御主人ごしゆじんそれだけの学問がくもんもなければならず、お智恵ちゑもなければけんことぢやが、うも結構けつこう御商法ごしやうはふですな
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おばあさん、ながきるということは幸福こうふくです。まだ、こののち、どんなものが発明はつめいされるかしれません。」
おばあさんとツェッペリン (新字新仮名) / 小川未明(著)
今我が郡にいふ斗棒とぼうすなはちいにしへの粥杖かゆつゑ遺風ゐふうなる事を発明はつめいせり、我国にも祝木いはひぎあるひは御祝棒おいはひぼうといふ所もあり。これ七八百年前より正月十五日にする事、京伝翁が引れたるしよにてしらるゝなり。
無名むめい音楽家おんがくかは、このりっぱな発明はつめいによって、すでに有名ゆうめいになっていました。そして、そのひとつくられた、オルガンは、ひじょうな高価こうかのものでありました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今我が郡にいふ斗棒とぼうすなはちいにしへの粥杖かゆつゑ遺風ゐふうなる事を発明はつめいせり、我国にも祝木いはひぎあるひは御祝棒おいはひぼうといふ所もあり。これ七八百年前より正月十五日にする事、京伝翁が引れたるしよにてしらるゝなり。
人間にんげんは、ほかの動物どうぶつのできない発明はつめいをする。もし、おれがくじらだったら、どうして人間にんげんというてきから、のがれることができようか。」と、少年しょうねんは、空想くうそうしました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃん、ぼく、えびをとってきたら、どんなびんのなかれるとおもう? ぼくすてきなことを発明はつめいしたんだよ。きみわからないだろう。」と、勇吉ゆうきちは、いいました。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたらしい器械きかい発明はつめいされたとか、あたらしい思想しそう流行りゅうこうするとか、また、戦争せんそうなどということがあって、さかえた職業しょくぎょうが、きゅう衰微すいびしたり、また反対はんたい衰微すいびしていたものが
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)