“動物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぶつ73.6%
いきもの9.4%
フォーナ3.8%
けだもの3.8%
けもの1.9%
だうぶつ1.9%
もの1.9%
アニマル1.9%
ファウンナ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野生やせいけものだけでも、二百六十八種にひやくろくじゆうはつしゆうしうまそのほか家畜かちく動物どうぶつ十六種じゆうろくしゆもゐますが、こゝではやま動物どうぶつについてすこしくおはなししませう。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
たとえば恩を知る動物いきものが人の手から放たれでもしたようである。やがて振り返り振り返り、あかつきまだき史家村から元の少華山へ立ち去った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人間を植物フローラとして見る。決して動物フォーナとして見ない。(プルウストの小説には決して黒猫も、忠實な犬も出てこない。)
フローラとフォーナ (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
「だから僕、そういったんだ、いいえ、あの、先生、そうではないの。人も、猫も、犬も、それから熊も、みんなおんなじ動物けだものだって。」
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きしうへあつまつた一たいは、それこそ滑稽こつけい觀物みものでした——とり諸羽もろは泥塗どろまみれに、動物けもの毛皮もうひ毛皮もうひ膠着くツつかんばかりに全濡びしよぬれになり、しづくがたら/\ちるのでからだよこひねつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
けれども人間にんげんには智恵ちゑといふものがあつて、これにはほかとりだの、けだものだのといふ動物だうぶつくはだおよばない、といふことを、わたし川岸かはぎしまつてるからつて、れいをあげておさとしであつた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
何だか変な動物ものが時々来るよといっておったそうである。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それ人類の食糧と云はゞスタンダードチョイスリーダー三 フレデリック大王の質問をまたずと雖も動物アニマル植物ビヂタブル鉱物ミネラルの三種を出づべからず。鉱物ミネラルは水と食塩のみ。他は植物と動物となり。
『片無しでもありません。今、其処で植物フロラ発見みつけましたが、動物ファウンナが見付かりません。』