“汽船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きせん57.9%
ふね36.8%
フネ3.5%
じようき1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船きせんがこのしまきました。そのふねには、一人ひとり大金持おおがねもちがっていましたが、上陸じょうりくすると、庭園ていえん主人しゅじんのところにやってきました。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あなた方が揃ひも揃つてお説教をして下さらないとなると、この汽船ふねには神様のお慈悲は先づないものと思はなくちやなりません。」
出てゆく汽船フネの、入りくる汽船の、うらゝかな水平線
道中記 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
たゞぢやあるいてもよかつたが、みなみことまたあるかせちやまねえから同志どうし土浦つちうらまで汽船じようきけたんだが、みなみ草臥くたびれたもんだからさきたんだがな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)