鳴門秘帖なるとひちょう01 上方の巻01 かみがたのまき
安治川尻に浪が立つのか、寝しずまった町の上を、しきりに夜鳥が越えて行く。 びッくりさせる、不粋なやつ、ギャーッという五位鷺の声も時々、——妙に陰気で、うすら寒い空梅雨の晩なのである。 起きているのはここ一軒。青いものがこんもりした町角で、横 …
作品に特徴的な語句
下手へま づか べん かたち 微笑わらい よじ じば ロップ しあわ 退しさ かわ あでや うわ かたえ こう しょ なり ざか おと こう さわ いら ともし れん がしら 喘々ぜんぜん づま 水浸みずづか こう びさし ちょう 植込うえこ づみ うし れい ぽう 退しりぞ から せき かた ぼう 女中おんな ほっ 貫目めかた づめ なり がん ほぐ てっ ぴき なな ばく ちぢみ 兄弟はらから おも ゆる むら 線描せんが 翌日あした がたな つかま 股引ぱっち 頭巾もの どき めえ ごう なまめ かかわ はず くう おわ とど 上書じょうしょ まな 寂然じゃくねん もと 乱打らんう りゅう 畳敷じょうじき
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