武蔵野むさしの
この武蔵野は時代物語ゆえ、まだ例はないが、その中の人物の言葉をば一種の体で書いた。この風の言葉は慶長ごろの俗語に足利ごろの俗語とを交ぜたものゆえ大概その時代には相応しているだろう。 ああ今の東京、昔の武蔵野。今は錐も立てられぬほどの賑わしさ …
作品に特徴的な語句
びゃく いか じょう いと しゃく 詳細つまびらか 恰好かッこう ぜい 挙動こなし そうろ むれ 一途いッしょ 御主おのし 常習ならわし 容貌かおだち 児女わらわ した さだ 一途いっしょ 製作つくり 燈明あかし 婦人おなご おどし 歩行あるい 眼光めざし 遊客うかれお こがね おく 常習ならい えにし ごく まこと とど そら すぐ 和女おこと 道理ことわり 遠近あちこち こら あらた 東京とうけい 翌日あす 庖廚くりや 精神たましい わらわ むな 口惜くちお 洞穴うろ 海辺うみばた かたぶ 濃藍こいあい 発矢はッし 下男しもべ はぎ こわ 魚目うなめ ちょう 御目おんめ ふくろ 亀鑑かがみ ちまた なつ 戦争いくさ 記章かたみ 今宵こよひ 平太へいだ きずな ひき 詐偽いつわり 朝餉あさがれい かす 手甲てこう 小櫛おぐし 小枝さえだ 下晡ななつさがり 権衡つりあい しもべ 宿鳥ねとり きざし うさぎ 打揃いでたち 粧飾かざり すい 和主おのし まこと ぶくろ まなこ 四方よも
題名が同じ作品
武蔵野 (新字新仮名)国木田独歩 (著)