“推”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
お79.0%
すい11.3%
すゐ4.2%
おし3.4%
おさ0.8%
さ0.4%
をし0.4%
オ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その足跡から推(お)すと、背(せ)の高さ一メートルにちかく、体重も六、七十キロくらいはたしかにある。おそろしくたくましいやつらしい。
だが大事に到(いた)らず濟(す)むことは確(たし)かだ、と金太郎は、速(そく)度を増してゆく自轉車の上で、幾(き)何の問題を解くときのやうに冷靜(せい)に推(すい)理した。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
宗助(そうすけ)にも御米(およね)にも思(おも)ひ掛(が)けない程(ほど)稀(たま)な客(きやく)なので、二人(ふたり)とも何(なに)か用(よう)があつての訪問(はうもん)だらうと推(すゐ)したが、果(はた)して小六(ころく)に關(くわん)する件(けん)であつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そしてまあ、その継母はまた何だって遠まわしに、貢さんのせいのように推(おし)つけて聞かしたんだろうね。お前さんにどうかしてくれろというのかね。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
地には落さじとやうに慌(あわ)て愺(ふため)き、油紙もて承けんと為(せ)る、その利腕(ききうで)をやにはに捉(とら)へて直行は格子(こうし)の外へ㩳(おしだ)さんと為たり。彼は推(おさ)れながら格子に縋(すが)りて差理無理(しやりむり)争ひ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
只管(ひたすら)走りて大通りに出で茲(こゝ)にて又馬車に飛乗りゼルサレム街に在(あ)る警察本署を推(さ)して急(いそが)せたり目科は馬車の中にても心一方(ひとかた)ならず騒ぐと見え
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
黒(くろ)ぬり塀(べい)の表(おもて)かまへとお勝手(かつて)むきの經濟(けいざい)は別(べつ)ものぞかし、推(をし)はかりに人(ひと)の上(うへ)は羨(うら)やまぬ物(もの)よ、香月左門(かうづきさもん)といひし舊幕臣(きうばくしん)、彼(か)の學士(がくし)の父親(ちヽおや)とは𧘕𧘔(かみしも)の肩(かた)をならべし間(あいだ)なるが
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
能(ヨ)ク八石ヲ載(ノ)セテ、一人ニテ推(オ)スヲ得ベシ。前ハ牛頭ノ如シ。マタ、大車アリ、四人ヲ用イテ、十石ヲ推載ス。蓋(ケダ)シ木牛流馬ニ倣(ナラ)エルモノカ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)