“推行”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
おしゆ	33.3%
おしゆき	33.3%
すいこう	33.3%

おしゆ

と唱（うた）ひ出（い）づる時、一隊の近衛騎兵（このえきへい）は南頭（みなみがしら）に馬を疾（はや）めて、真一文字（まいちもんじ）に行手を横断するに会ひければ、彼は鉄鞭（てつべん）を植（た）てて、舞立つ砂煙（すなけむり）の中に魁（さきがけ）の花を装（よそほ）へる健児の参差（しんさ）として推行（おしゆ）く後影（うしろかげ）をば

金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)

おしゆき

此上は一刻も早く其館に推行（おしゆき）て生田を捕縛する外なしと余は思えど目科は「是から裁判所へ行て逮捕状を得て来ねば何事もする訳に行かぬ」

血の文字 (新字新仮名) ／ 黒岩涙香(著)

すいこう

寺中へ参って、光泰に、出かけるぞと、合図して来い。——兵の分かちよう、道々の推行（すいこう）（行軍のこと）などは、夕刻下城のせつ、書きものに認（したた）めて、浅野弥兵衛に渡してあるゆえ、浅野弥兵衛について、さしずを

新書太閤記：08 第八分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

推	常用漢字 小６ 部首:⼿ 11画
行	常用漢字 小２ 部首:⾏ 6画