夜明け前よあけまえ04 第二部下04 だいにぶげ
第八章母刀自の枕屏風に いやしきもたかきもなべて夢の世をうら安くこそ過ぐべかりけれ 花紅葉あはれと見つつはるあきを心のどけくたちかさねませ おやのよもわがよも老をさそへども待たるるものは春にぞありける 新しく造った小屏風がある。娘お粂がいる …
作品に特徴的な語句
ちょく 成長ひとなり 瀟洒こざっぱり ひも こう よし ぎょ 後生ごせ しろ たご 面貌かおつき のぶ つちくれ 河原がわら 由緒ゆいしよ 洋傘ようがさ さか かお 四十よそじ ゆるや しょう たもと かが よろ 流行ばやり こころ どし いつき 自然おのずから 御供みとも くや 明朝みんちょう すがた おさま 白粉しろいもの ひろ 大平おおひら よう あれ ぎょ ひんがし まっと 背負おぶ くす しん 香気かおり よそ がね 和魂にぎみたま 看過みす 振舞ぶるまい じるし っか 諷経ふうぎん 事物ものごと 髣髴ほのか こた かたづ かた 点火あかり 御陵みはか 現世げんせ 御詫おんわ 皇国すめらみくに あぶ 大分おおいた 重詰じゅうづ 放縦ほしいまま かたくな みこと 堆高うずだか 款待もてなし 種々さまざま はり はじ 益田ましだ はい がえん 皇神すめらみかみ ちな 冬青そよぎ 河底かわぞこ
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