夜明け前よあけまえ02 第一部下02 だいいちぶげ
第八章「もう半蔵も王滝から帰りそうなものだぞ。」 吉左衛門は隠居の身ながら、忰半蔵の留守を心配して、いつものように朝茶をすますとすぐ馬籠本陣の裏二階を降りた。彼の習慣として、ちょっとそこいらを見回りに行くにも質素な平袴ぐらいは着けた。それに …
作品に特徴的な語句
きみ げん こご かな 便だよ 諧謔ふざけ しょ うわ がか なお こう さが はな じょ 何方いずかた 歩行かち さみ 自然おのずから よろ 前々まえまえ はず いだ しも たもと みたま まとい かしら みずか ただよ ぱい ひつじ ごく こた 男女おとこおんな はか だま おこな 威力いきおい っか まい あぶ しる そう かえ つか こく いや 商人あきうど まわ 異国あだしくに けん どき 土竈どがま あぜ むかし 種々さまざま 儒者ずさ 橋詰はしづ 大人うし おぶ うるお そうら 譎詐けっさ あめ 放縦ほしいまま おっと やっこ 嫁娶よめとり なま 瓢箪ふくべ つか 定敬さだのり あて 宮城みやしろ 幣帛ぬさ 一重ひとかさ たも 小樽こだる どり おも 温暖あたた 虚偽いつわり 屯所たむろしょ 茶漬ちゃづ 無構むかまい こと おのれ
題名が同じ作品
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名)島崎藤村 (著)
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