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陽炎
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ようえん
ふりがな文庫
“
陽炎
(
ようえん
)” の例文
そこをドナウはゆるくうねり、銀いろに光って流れている。そのながれが遠く春の
陽炎
(
ようえん
)
のなかに没せむとして、
絹糸
(
きぬいと
)
の如くに見えている。
ドナウ源流行
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
浴客はまだ何処にも
輻湊
(
ふくそう
)
していなかったし、
途々
(
みちみち
)
見える貸別荘の門なども大方は
閉
(
しま
)
っていて、松が六月の
陽炎
(
ようえん
)
に
蒼々
(
あおあお
)
と繁り、道ぞいの流れの向うに裾をひいている山には濃い
青嵐
(
せいらん
)
が
煙
(
けぶ
)
ってみえた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“陽炎”の意味
《名詞》
陽 炎(ヨウエン、かげろう、かぎろい)
「かげろう(陽炎)」の漢語表現。
(出典:Wiktionary)
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
炎
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“陽”で始まる語句
陽
陽気
陽光
陽氣
陽溜
陽脚
陽焦
陽火
陽射
陽暦