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略〻
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ほゞ
ふりがな文庫
“
略〻
(
ほゞ
)” の例文
彼の手記に依って想像すると、その部屋は相当の
廣間
(
ひろま
)
であったらしく、彼が首を出していた穴は
略〻
(
ほゞ
)
座敷の中央にあったように思われる。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
人に泣き顔を見せるのを嫌ひ、又よし泣くのを見せても声などを決して立てた事のない妻が、床の中でどうしてゐるかは彼には
略〻
(
ほゞ
)
想像が出来た。
An Incident
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
二階を年内のすき焼に、三階を洋食の食堂に
充
(
あ
)
てようといふことまで
略〻
(
ほゞ
)
きまつた。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
宍戸 いや、御事情は
略〻
(
ほゞ
)
お察しします。で、失礼ですが、お連れ合ひは……。
百三十二番地の貸家
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
薬師寺の時の寄せ手は二萬と云う数であったが、今度も武州公の麾下と、檜垣衆と、横輪勢と、三つの兵力が合していたから、
略〻
(
ほゞ
)
同じ数に達していた。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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しかし桔梗の方をそゝのかして則重を口説き落し、遂に檜垣の宗徒等と事を構えるようにさせた黒幕が、武州公であったろうことは
略〻
(
ほゞ
)
想像がつくのである。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
自分は貴下がかの盲目物語の資料と着想とを
那辺
(
なへん
)
より得られたかを知らないけれども、
偶〻
(
たま/\
)
自分の手元にも、あれと時代を同じゅうするのみか
略〻
(
ほゞ
)
背景をも同じゅうしながら
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
略
常用漢字
小5
部首:⽥
11画
〻
“略”で始まる語句
略
略々
略解
略述
略式
略伝
略綬
略筋
略彴
略奪