“鼠算”の読み方と例文
読み方割合
ねずみざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとこまったことには、天井はねずみの牧場となり、ねこをたびたび征伐せいばつにつかわさぬかぎり、鼠算ねずみざんといってたちまち繁殖してしまう。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それが十二人、二十四人とだんだんえていって、二百年三百年たった後の地上の生活は、想像もつかぬほど美しいものに……云々うんぬんという鼠算ねずみざんがそれである。
すなわちいわゆる鼠算ねずみざんの割合で進むから、代々わずかずつ増加するごとくに見えても、たちまち無限にふえることになるゆえ、決して生まれた子孫がみな生存することはできぬ。
進化論と衛生 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)