あざ)” の例文
子供の心身の暗弱四肢耳目の不具は申すまでもなく、一本の歯一点のあざにも心を悩まして日夜片時も忘るゝを得ず。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
以て御尋ね者と成しところかう行衞ゆくゑれざりしに享保も四年となりし頃は最早もはや五六年も立しゆゑ氣遣きづかひなしとは思へどもかたあゐにてあざの如く入墨いれずみをなしひたひにもあごかたちゑがき前齒二枚打缺うちかきて名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)