“黒牟田”の読み方と例文
読み方割合
くろむた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他肥前の窯場として、注意すべきは白石しらいし鉛釉なまりぐすりの陶器や、黒牟田くろむたの品であります。前者の土鍋は多彩で美しく、飯鉢はんばちにもよいのがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
多々良(たたろう)のことを私が初めて耳にしたのは、昭和二十年頃、黒牟田くろむたの窯を訪ねた時、その村の円楽寺で一個の植木鉢を見たその時でした。
多々良の雑器 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
武雄たけお町の南に弓野があるが今まさにたおれようとしている。肥前の黒牟田くろむたや筑前の小石原にも多少残るが、もう昔の勢いはない。筑後の二川ふたがわはなおも指描ゆびがきかめや鉢を飾る。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)