“黒母衣”の読み方と例文
読み方割合
くろほろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、すぐ崖下に、みあう猛獣のようなうめきと木のれが聞えた。まだ、味方の黒母衣くろほろか誰かが残っていて、死闘をふるっているものとみえる。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、かれの左右にいた黒母衣くろほろ五十人組も、老臣や諸頭しょがしらたちも、ひとたび崩れ立っては、逃げ足が止まらなかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伝令の黒母衣くろほろを負った一騎が、命をおびて、すぐ本陣から急いだ。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)