“黄海”の読み方と例文
読み方割合
こうかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に縁日えんにちの「からくり」の見せる黄海こうかいの海戦の光景などは黄海と云うのにもかかわらず、毒々しいほど青いなみに白い浪がしらを躍らせていた。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
黄海こうかい一帯の沿岸からあの辺の海岸や島々をかけて荒らし廻る、大仕掛けな支那人しなじんの海賊団があった。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ついこのあいだもある学者がアメリカの学会へ行って「黄海こうかいの水を日本海へ注入して電力を起こす」
錯覚数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)