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麁鹵
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そろ
ふりがな文庫
“
麁鹵
(
そろ
)” の例文
かつその客観を写す処極めて
麁鹵
(
そろ
)
にして精細ならず。例へば絵画の輪郭ばかりを描きて全部は
観
(
み
)
る者の想像に任すが如し。全体を現さんとして一部を描くは作者の主観に出づ。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
時はもう明末にかゝり、万事不束で、人も満足なものも無かつたので、一厨役の少し
麁鹵
(
そろ
)
なものに其鼎を蔵した
管龠
(
くわんやく
)
を扱はせたので、其男があやまつて其の贋鼎の一足を折つて仕舞つた。
骨董
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
かつその客観を写すところきわめて
麁鹵
(
そろ
)
にして精細ならず。例えば絵画の輪郭ばかりを描きて全部は
観
(
み
)
る者の想像に任すがごとし。全体を現わさんとして一部を描くは作者の主観に
出
(
い
)
づ。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
時はもう明末にかかり、万事
不束
(
ふつつか
)
で、人も満足なものもなかったので、
一厨役
(
いちちゅうやく
)
の少し
麁鹵
(
そろ
)
なものにその鼎を蔵した
管龠
(
かんやく
)
を扱わせたので、その男があやまってその贋鼎の
一足
(
ひとあし
)
を折ってしまった。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
麁
漢検1級
部首:⿅
13画
鹵
漢検1級
部首:⿄
11画
“麁”で始まる語句
麁末
麁朶
麁相
麁忽
麁
麁匇
麁略
麁食
麁葉
麁想