“管龠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんやく50.0%
くわんやく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時はもう明末にかかり、万事不束ふつつかで、人も満足なものもなかったので、一厨役いちちゅうやくの少し麁鹵そろなものにその鼎を蔵した管龠かんやくを扱わせたので、その男があやまってその贋鼎の一足ひとあしを折ってしまった。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
時はもう明末にかゝり、万事不束で、人も満足なものも無かつたので、一厨役の少し麁鹵そろなものに其鼎を蔵した管龠くわんやくを扱はせたので、其男があやまつて其の贋鼎の一足を折つて仕舞つた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)