くくい)” の例文
一糸も纏わぬ彼女の裸体は、くくいのように白かった。灯明の火が陰影かげを付けた。紫立った陰影であった。彼女は一つの姿勢をとった。片膝を立て背を曲げた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)